キャッシュレスのメリットを調べていると、日本のキャッシュレス化が進めば経済が活性化するとか、現金の輸送コストが軽減されるとか、不正なお金の流れを止めることができるみたいな社会的なことも多く書かれていた。確かにそういったことも重要ではある。
だけど、まずは「消費者個人がキャッシュレス決済をするメリットとデメリット」そのものについての情報がほしいと感じた。
そこで今回は、キャッシュレス決済導入者が消費者一個人から見たキャッシュレス導入のメリットとデメリットを解説していく。

キャッシュレスのメリット
以下で3つのメリットを順に解説していく。
支払いが楽
なんと言ってもこれだ。キャッシュレスは支払いが楽。スマホやカードをかざすだけで決済が完了するし、おつりも出ない。
対して現金の場合はというと
- 支払金額に応じて財布から現金(お札と小銭)を探す
- 店員に渡す
- 精算
- おつりを貰う(ない場合もあるが稀)
- お会計完了
という感じで、お会計完了まで5ステップ踏むことになる。
クレジットカードの場合
- 財布からカードを出す
- 店員に渡すorカードリーダーに挿すorタッチ決済
- 暗証番号の入力(ない場合もある。タッチの場合は必ず省略)
- 精算
- カードを受け取る
- お会計完了
以上6ステップ。1つ1つの動作の楽さと速さがぜんぜん違う。ポイントは財布から出すのはカードだけというところ。ゴソゴソと財布の中身を漁る必要がない。会計金額がいくらであろうと、カード1枚を出してしまえば、おつり無しで完結できる。現金よりも圧倒的に楽でスマート。
スマホ決済の場合
- スマホ起動、ロック解除
- アプリ起動
- 店員or機械に提示
- 精算
- お会計完了
以上5ステップ。これも工数的に変化はない。しかし、支払いのスピードが圧倒的に早いのが特徴。特にアプリ起動までが爆速で行えてしまうのがやばい。レジに並んでいる間にアプリ起動までのステップを完了させてしまえば、あとは店員にスマホを提示するだけ。
これは現金で言うところの財布からお金を出す手間と、おつりの受け取りがスマホ&アプリ起動だけで完結していることになる。
ポイント還元
バーコード決済や電子マネー、クレジットカードの多くはポイント還元がある。還元率は0.5%〜1%が相場。詳しくは興味のあるキャッシュレス決済を調べてほしい。
当然だが、現金支払いでは決済しただけでポイントはつかない。支払いが楽で早い、なのにポイントが付いてお得となればもうやらない理由がない。
荷物が減る
現金での決済をやめるとなると、もう多額の現金を持つ必要がない。であれば、大きな財布を持つ必要もなくなる。コンパクトで必要最低限の現金とカードが収納できる財布に切り替えて快適なキャッシュレス生活を送ることができる。
使い勝手は変わらないどころかキャッシュレス導入でより便利になって荷物も減る。やらないと損。
キャッシュレスのデメリット
以下からは3つのデメリットを順に解説する。
キャッシュレス非対応の店では支払い不可
バーコード決済や、クレジットカードを準備したからと言って、支払先のお店がそれに対応していないと意味がない。現状はすべての決済手段を網羅している店は非常に稀。バーコードしか対応してない、クレジットカードしか対応してない、交通系電子マネーしか使えない、バーコード以外は対応しているなど、本当にマチマチ。
なんだけど、さっき言ったように最低限の現金を持つことで対応できる。また、複数のキャッシュレス決済手段を用意することで対応可能。
紛失、盗難等のリスクがデカい
とはいえ、高額な会計をする場合はパスワードの壁もあるし、持ち主でもないのに決済してたら足がつく。カードの利用を停止することも可能で、十分対処可能ではある。
ただ、現金を無くすよりも後処理は圧倒的に手間がかかる。カードの利用停止や再発行手続きをしないといけないし、スマホをなくせばパスワード突破からの不正利用のオンパレードに怯え続けないといけない。やはりこのリスクのデカさは無視できない。
キャッシュレスは使いすぎを招く?
よくよく調べていくと、現金派とキャッシュレス派みたいな派閥が出来上がっていて、現金派の人は、キャッシュレスのデメリットとして「ポンポン使ってしまって浪費が増える」と回答していた。
人間誰でも浪費はすると思うし、だったらポイント還元で浮いたお金を浪費に回して得をすればいいのにと思う。キャッシュレスを悪者にしているとお得に浪費するチャンスを永遠と逃し続けることになる。もったいない。
まとめ
今回は個人的に感じたキャッシュレスのメリットとデメリットをまとめた。
メリットは
- 支払いが楽になる
- ポイント還元がある
- 荷物が減る
デメリットは
- キャッシュレス非対応の店では支払いができない
- 紛失、盗難等のリスクがデカい
- キャッシュレスは使いすぎを招く?
総評しても、やはりキャッシュレスするメリットが大きい。デメリットはかんたんに対処ができることを考えるとやはり得という結論。
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